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光と蔭
2019.06.14
written by ike-user

こんにちは。6月らしい天気となりました。水不足ということもありますが適度な雨量でお願いしたい平中です。明日は地鎮祭でございます。『雨降って地固まる』良い地鎮祭になりますね。何度かこのブログでも登場しておりますが建て替えのお家となります。

リフォームか建て替えかでの悩み、お庭のことも出てまいりましたMA様邸。この薄暗いなぜか懐かしい空間。素敵ですね。新しく生まれ変わりますが昔を思い出すお家になるような工夫もあります。楽しみですね。いよいよ明日がまた新しいスタートです。

最近 古民家に関しての本を読む機会があり上記のような空間がすごく気になっています。その本の中で小説家の谷崎潤一郎『陰翳礼賛(いんえいらいさん)』の一文が紹介されています。

”もし日本座敷を一つの墨絵に喩えるなら、障子は墨色の最も淡い部分であり、床の間はもっとも濃い部分である。私は、数奇を凝らした日本座敷の床の間を見る毎に、いかに日本人が陰翳の秘密を理解し、光と蔭との使い分けに巧妙であるかに感嘆する…”


西洋の住まいは可能な限り部屋を明るくし、陰翳を消すことに執着したが、日本はむしろ陰翳を認め、それを利用することで陰翳の中でこそ生える芸術を作り上げ、それこそが日本古来の芸術の特徴だと。

そういえば鞆の浦の景色も蔭があるから生まれる表情なんですね。
その本の冒頭には…
”現在の日本の住宅は個性があり、機能性にも性能的にも世界に誇れる高い水準を持ち、そのうえ現在の生活様式は欧米化している、いまさら現在のライフスタイルにマッチしない伝統的な古民家にそのままの姿で住んでもらいたいとは思わないが、先人たちの様々な知恵や工夫を学び、どのような思いで住宅を造ったかを理解することはこれからの循環型建築社会の中でも意義のあることである。

と書かれてあります。ひとつの考え方としてとても共感しました。いつかこのようなお家にも携われるよう勉強していきたいなと思います。(年齢のせいもあるんでしょうか(^^;)

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